藍霄氏のサイトに転載されていた「民生報」の記事だけは一寸面白いことも書いてあるので、引用しておきます。以下の通り。
開啓新本格派作家親自來台發表新書
記者劉郁青/報導
日本推理風行台灣,其中「新本格派」充滿解謎妙趣。1987年是日本「新本格推理小說」元年,開基者正是擅寫解謎的作家綾辻行人。頂著・運皮黑帽、墨鏡,腳下卻是紅色帆布鞋,綾行人帶著百萬字新作《殺人暗黑館》訪台,他在小說中創造奇詭無比的世界,他也坦言現實不如想像有趣,帶點幻想寫推理趣味無窮。日本推理本格派的「本格」代表正統,「解謎」是重要元素,但發展多年後,在本格派看似沒有新元素之時,還是京都大學研究所學生的綾行人以《殺人十角館》登上文壇,從此開啟「新本格派」,而「殺人館」一系列已有八冊,每個館皆有奇詭殺人故事,並附上建築平面圖,讓推理迷大玩解謎樂趣。
綾辻行人表示,原本他就喜愛有點怪異、耽美的事物,例如他在《殺人暗黑館》就創造了一對連在一起的雙胞胎,但又異常美麗,所以有點「異常」的事物往往吸引他的注意力;正是悠游幻想世界,讓他創作時捨棄現實面,偏愛「本格派」的解謎融合獵奇、恐怖、幻想元素。
綾行人從《殺人十角館》開始,就以特異建築為殺人事件的舞台,以建築師中村青司的建築串連起殺人事件。他指出,雖然對建築無特別研究,但以「建築」作為推理舞台,就好像把建築當成遊樂場,他也特別喜歡西方建築家高第,「館系列」竟發展了八冊,他也與讀者約定,「館系列」將以十冊為目標。
綾辻行人説,童年經過神社的害怕經驗讓他無法忘懷,創作時自然融入恐怖經驗,一直住在京都的他也特別喜愛老城中奇特與不為外人知的一面。綾的・玩一半也是推理作家小野不由美,兩人常交換創作經驗,而小野父親開建築事務所,所以「館系列」的平面圖都是太太・悉他畫的。日本當紅推理作家宮部美幸與綾同年同月同日生,兩人因此成為好友,還以・構弟相稱。
【2006-09-30/民生報/A9版/藝文新舞台】
綾辻氏のファッションは「頂著・運皮黑帽、墨鏡,腳下卻是紅色帆布鞋」で、例の黒帽子とサングラスに赤いスニーカーだったみたいです。
とりあえず興味を惹かれたのは最後の段落の内容で、「綾辻行人説,童年經過神社的害怕經驗讓他無法忘懷,創作時自然融入恐怖經驗,一直住在京都的他也特別喜愛老城中奇特與不為外人知的一面」とあって、幼少時の恐怖体験が忘れられずに、小説を書くときには自然とそういう体驗を入れてしまう、というあたりとか、「綾的・玩一半也是推理作家小野不由美,兩人常交換創作經驗,而小野父親開建築事務所,所以「館系列」的平面圖都是太太・悉他畫的」とあって、奧さんの小野氏の父親が建築事務所をやっていて、「館シリーズ」の圖版は小野氏が手傳っている、というのは綾辻ファンには恐らくは常識ながら、自分は今回始めて知りましたよ。まあ、また台湾の記事で何か興味深いものを見つけたら転載します。