何年ぶりかという佐藤藍子の寫眞集。熱狂的なファンという譯ではないのだけども、彼女の寫眞集は壹册目、貳册目と購入しています。ただ、貳册目は手放してしまいました。一册目は今もまだ手元にあります。貳册目はシュミーズを纏ったシャワーシーンなどもあって魅力的なカットもあるにはあったのですけども、何か下手にデジタル処理、というフィルター処理を施したような寫眞が氣に入らなくて賣ってしまった次第です。
さて、今回の寫眞集は本人曰わく、「脚フェチ必見」とのこと。ジャケも結構良いので期待していたのですけど、出來の方はまあまあか。ミニスカート風チャイナドレスなど色々な衣裝に挑戦しているのだけども今ひとつ詰めが甘いような氣がします。
最初の數頁はジャケと同じ、鮮やかな花柄の衣裝。續いて淡い赤の、……ちょっと表現が難しいのですが、ビキニに布切れを腰に巻いたようなワンピース。まあ、確かに下から煽ったショットなども數點あって、脚フェチに向けられたメッセージは読みとれる。
續いて大胆にスリットの入ったドレスのショットをいくつか經て、迷彩柄の、……これまた表現が難しい衣裝を着ての寫眞がいくつか。
何というか、とにかく衣裝をとっかえひっかえしていて、なおかつ、その衣裝が沖繩という舞台に似合っていないので、今ひとつこちらもノれないのだ。まあ、それでも氣を取り直して続けると、ボーリング場で撮影されたスナップの見開き頁の後に、豹柄のシャツと黒のミニスカート。これは結構悪くない。スカートを脱いで、上は豹柄、下は黒のビキニのショットが良い。
續いて黒のミニスカ風の水着で數點。とにかく忙しい。白のビキニにパーカーを羽織って、海邊での寫眞が續き、再び先ほどの黒の水着でのショットの見開きを經て、ミニスカチャイナドレスで沖繩を路地を闊歩する寫眞。
後半はホテルの一室で白シャツのショット。これはボーイッシュな彼女の魅力を引き出していて良いと思う。
最後はシャワールームで淡いブルーのドレス、そしてベットでのショット。
まだ終わっていなくて、夕暮れに撮影したと思われる白のビキニにスカートの寫眞が見開きで續き、黒の水着の貳頁、スナップショット集で終わり。
ちょっと衣裝が多すぎです。何か八十年代のアイドル寫眞集のような趣。もう少し衣裝を絞れば魅力的な寫眞集になったのかと思うと惜しい氣がします。